クリニックでお薬をお渡しします。
当院では患者さんにやさしい院内処方を採用しています
診察を受けた医療機関で、直接薬を受け取るのが院内処方、
医療機関で処方箋を発行してもらい、調剤薬局で薬を受け取るのが院外処方です。
最近は、お薬は近くの調剤薬局で受け取る医院が多くなってきました。
なぜなら、医院にとっては院外処方にした方が患者さんから処方料を高くもらえるし、薬を用意する人件費も少なくて済むし、薬を管理する手間もはぶけるので、一石三鳥なのです。
また、多くの患者さんが、「医院で薬をもらうのも、薬局で薬をもらうのも同じ金額だろう」と思っておられますが、これは大きな間違いで、『薬局で薬を受け取る方が処方箋料が高く、手数料も3倍ぐらい高くなってしまう』のです。
当院では患者さんの負担が少しでも少なくすむように、昔ながらの院内処方にこだわっています。
院内処方によるメリット
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調剤薬局等への手数料等がないため、自己負担金額が少ない。
院内処方に対し、院外処方は3倍程度高くなります。
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処方の料金自体も院内処方のほうが安い
院外680円、院内420円です。
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薬局に行く手間や時間が節約でき、会計が一度で済む。
特に雨の日やお子さん連れの方、高齢者の方は移動が大変です。
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希望により、薬の変更追加、日数の調節が窓口で簡単にできる。
融通がききますし、対応が早いです。
院外処方によるメリット
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複数の医療機関から薬の処方がある場合には、飲み合わせなど安全性の面で優れている
待ち時間、移動の負担を減らす、院内処方。
大石耳鼻のどアレルギー科クリニックには、小さな赤ちゃんや足の悪い高齢の方も来院されます。
体調がわるい赤ちゃんを連れて、(場合によっては兄弟も連れて)、移動するのは大変ですよね。
また、雨の日など、足の悪いご高齢の方やお子さん連れの方が傘をさして薬局まで移動することはとても大変だと思います。
当院では、少しでも病気のお子さんとおうちの方、ご高齢の方の負担を減らしたいとの思いから、院内処方を行っています。
医院で受け取るほうが、患者さんの負担額が安い
実は、院外処方ですと、院内処方に比べていろいろな料金が加わるため、患者さんが負担する費用が高くなってしまいます。
少しでも患者さんの負担を減らしたい…との思いから、当院では院内処方にしています。
院内処方と院外処方の費用の比較
院外処方 | 院内処方 | ||
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処方箋料・処方料 | 680円 | 420円 | |
調剤基本料・調剤技術基本料 | 400円 | 80円 | |
調剤料 | 1週間 | 350円 | 80円 |
2週間 | 630円 | 80円 | |
3週間 | 770円 | 80円 | |
薬剤情報提供料・指導料・管理料 | 150円 | 100円 | |
服薬、副作用説明 | 300円 | 0円 |
例:
月2回の通院で内服薬1種類14日分を処方。
院内処方の場合
薬価+(処420+基80+内90)×2+情100(月1回のみ)
=薬価+1280円
院外処方の場合
薬価+(処680+基400+内630+情150+指300)×2
=薬価+4320円
このように、3000円以上(3割負担で1000円以上)の差額が生じます。
さらに、院外処方ではジェネリックに変更したり、分包や頓服にするごとに、上記に加えて、どんどん加算(追加料金)が増えていきます。